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「最近、スマホの契約でeSIMという言葉を聞くことがあるけれども、実際どのようなものなのだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。 eSIMとは、スマホに内蔵された、本体一体型のSIMを利用して、スマホの契約ができるものです。eSIMを利用することで、オンライン契約でも最短当日から通信・通話の利用を開始できます。とても便利でさまざまなニーズに対応できることから昨今需要が急激に高まっています。 本記事では、eSIMとはどのようなものなのか、eSIMのメリット・注意点などを分かりやすく解説します。
目次
eSIMは「Embedded SIM」の略で、物理的なSIMカードの代わりにデバイスに組み込まれたデジタルSIMです。eSIMによって、物理的なカードを用意して入れ替えたりすることもなくユーザーはプロバイダーを簡単に変更でき、複数のプランをデバイスに保存し、必要に応じて簡単な操作で切り替えることができます。eSIMの採用は急速に増加しており、将来的には従来のSIMカードを置き換える可能性があります。
SIMカードとは「Subscriber Identity Module」の略で、モバイルネットワークへの接続情報が格納された物理的なチップです。ユーザーは、SIMカードをデバイスに挿入することで、通信サービスプロバイダーのネットワークにアクセスできます。私たちが使っているスマホのサイドなどにSIMカードの格納ケースがついており、スマホを買い替えた時にも古いスマホから新しいスマホへSIMカードの入れ替え作業をするので、SIMカード自体は見慣れている方も多いでしょう。
eSIMとSIMカードの主な違いは、eSIMが物理的なチップではなくデバイスに組み込まれたデジタルSIMである点です。SIMカードは購入、契約、受け取り、入れ替えなどが必要になりますがeSIMは受け取りも入れ替えも必要ありません。オンライン上などでプランの変更やプロバイダーの切り替えが容易で、複数のプランを一つのデバイスで管理できる柔軟性を提供します。とても画期的で便利な方法で、近年旅行者やビジネスパーソンを中心にどんどん需要が高まっています。
eSIMの普及率は近年、急速に増加しています。現在はすべてのスマホがeSIMを使えるわけではないですが、多くのスマホメーカーがeSIMをサポートするデバイスを市場に投入しています。今後数年間で、eSIMは新しい通信の標準として確立され、さらなる技術革新を促進するとも考えられています。
「総務省は2024年にはスマートフォン出荷台数のうち、33.8%がeSIM対応端末と予測」(検討の方向性(案)について | 総務省)
「eSIMサービスの促進」(eSIMサービスの促進に関するガイドライン| 総務省)
eSIMの最もいいところは、オンラインで簡単に通信サービスを開通できるところ。物理的なSIMカードであれば申し込んでから受け取りまでに時間がかかる場合もありますが、eSIMなら物理的なものがないので、受け取りまで待つ必要がありません。すぐにネットワークに接続できるため、時間も手間も節約できます。
eSIM対応デバイス間での機種変更は、SIMカードを物理的に移動させる必要がないため、よりスムーズです。また、物理的なSIMカードは入れ替え時に破損してしまったり、落としてしまったり、小さいので紛失してしまうことも多いですが、そういったリスクも防ぐことができます。
eSIMを利用すれば、一つのデバイスで複数の電話番号やデータプランを使い分けることができます。これにより、仕事用とプライベート用で複数台のデバイスを持ち歩かなくても、複数の回線を同じスマホで管理できるなど、利用の柔軟性が高まります。スマホは便利ですが機能の向上と共に重量もアップしているものが多いです。少しでも荷物が減って軽くなればその分、心も軽くなるかもしれません。
海外旅行時にも、eSIMなら現地のプロバイダーのプランを簡単に契約できます。レンタルWi-FiやSIMカードを購入しなくてもオンラインからeSIMを利用することで、海外での通信手段を手間なく、かつ迅速に確保できます。時間のないビジネスパーソンにも大変人気です。
短期間の海外旅行なら、短期間プランを提供しているeSIMアプリも便利です。旅行の期間に合わせてさまざまなプランを提供しているため、現地での通信を安く、簡単操作でしたい、準備に時間もかけたくないという方にはうってつけのサービスです。比較的新しいスマホであれば使えることも多いです。スマホを使いこなす学生や若い方たちの中でも利用者が急激に増えています。
SIMカードであれば入れ替えて簡単な設定をするだけなので、操作がとても単純です。また、スマホを買い替える際には同じようにSIMカードを入れ替える作業をこれまでにしている方も多いでしょう。eSIMは比較的新しいサービスなので初めて利用する場合、設定プロセスに不慣れな間は少し時間がかかるかもしれません。しかし、一度設定方法を理解すれば、次回からは容易に設定できるようになるでしょう。
eSIMは比較的新しいサービスであり、対応している機種やプランの選択肢は従来のSIMカードに比べるとまだまだ限られています。古いスマホでは対応できないケースもあるので、利用予定のeSIMが自身のデバイスに対応しているかどうか、事前に調べておくことが必要です。しかし、この状況はeSIMの普及とともに改善されていくと予想されます。
eSIMに対応しているデバイスやプランが現時点ではまだ限られているため、特定の機種やプランを使用したい場合には、従来のSIMカードを選択する必要があるかもしれません。古いスマホ、中古で買ったスマホなども使えるかどうかはしっかり調べた上で何を利用するか決めるようにしましょう。海外でeSIMを使う予定にしていて、海外に行ってから使えないことがわかってしまうと大変です。
もし複数のデバイス間でSIMカードを頻繁に移動させて使用したい場合は、物理SIMカードの方が便利なことがあります。eSIMはデバイスに組み込まれているため、切り替えにはその都度各デバイスでの設定変更が必要になります。物理SIMカードなら実際にカードを移動させて単純作業で切り替えができるので難しい設定変更が必要ありません。ただ、その際はカードの保管にはくれぐれも気を付けましょう。
機種変更を行う際は、新しいデバイスでeSIMを利用するために、プロバイダーからeSIMの再発行を受ける必要があります。
eSIMの設定は、ほとんどの場合、プロバイダーから提供されるQRコードをスマホで読み取って行います。QRコードを読み取ると、自動的にeSIMの設定が開始されます。eSIMの設定は初めは少し複雑に感じるかもしれませんが、普段スマホの設定操作をしたり、機種変更をしたりしている方にとってはそれほど難しいものではありません。一度どういったものかわかればその後はとても便利に使えるツールです。
eSIMの設定が完了したら、次は必要に応じてSIMの切り替えやAPN(アクセスポイント名)の設定を行います。これにより、eSIMが正しくネットワークに接続され、通信が可能になります。
まだまだ対応機種は限られているとはいえ、現在の市場にも多くのeSIM対応スマホがあります。代表的なものには、AppleのiPhoneシリーズ、GoogleのPixelシリーズ、SamsungのGalaxyシリーズなどがあります。これらのデバイスは、eSIMの利点を最大限に活用できるように設計されています。eSIMの利用者はどんどん増えて散るため、今後対応機種も増え、プラン、使いやすさなどもますます向上していくことでしょう。
海外旅行でのスマホ利用には、「トリファ(trifa)」のようなeSIMアプリが非常に便利です。trifaは、海外での短期間の利用に最適なプランを提供し、旅行中の通信を容易にします。このアプリを使えば、現地でSIMカードを購入する手間が省け、旅行をより楽しむことができます。
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ライター
トリファ編集部
海外旅行の際に知っておくと良い情報や、通信に関する疑問点を解消できる情報を提供させていただきます。皆様の海外渡航がより良いもになるための手助けとなれればと思います。