海外旅行において、交通情報やホテル・グルメ情報の収集など、スマホは欠かせない存在ですよね。 近年、海外旅行者の間で人気が高まっている「eSIM」を使うと、レンタルWiFiを契約して持ち歩いたり、現地でSIMカードを購入して入れ替えたりといった面倒な手間をかけずに海外でもスマホを快適に使うことができます。 この記事では海外旅行の新常識「eSIM」の7つのメリットについて、初めての方にもわかりやすく紹介していきます!
目次
eSIMとはスマホ本体にあらかじめ埋め込まれた「本体一体型のSIM」を指します。
これまでは「スマホのデータ通信には物理的なSIMカードが必要」というのが通信業界の常識でした。ところが、近年新しく開発された「eSIM対応スマホ」には、SIMカードの機能を代替するICチップが内蔵されています。
そのためeSIM対応スマホであればSIMカードの交換をしなくても、オンラインで通信キャリアを変更したり、海外のデータ通信を利用したりすることができるようになりました。eSIMは「海外旅行の新常識」とも言える、便利でカンタンに使える通信技術です。
オンラインで通信キャリアの変更や海外データ通信の利用ができるeSIMは、その便利さから多くのユーザーが利用を始めており、世界中で急速に普及が進んでいます。
iPhoneを製造・販売しているアップル社もeSIMの普及に力を入れており、その証として、2018年9月以降に発売されたiPhoneは基本的にすべてeSIM対応となっています。
日本の総務省も、2021年に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」を策定するなどeSIMの普及を積極的に推進しており、eSIM普及の流れはこれからも進んでいくことが予想されます。
海外でのスマホ通信には主に4つの手段があります。この章ではそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
①海外ローミング|日本で契約している通信キャリア経由で海外のデータ通信を利用する方法
・メリット :WiFi契約やSIMカード交換が不要
・デメリット:高額な場合が多く、キャリアによっては対応国や日数・データ量が限られている
②レンタルWiFi|出発前にレンタル契約したWiFiルーターで現地データ通信を利用する方法
・メリット :対応国の選択肢が多い
・デメリット:空港での受取/返却が必要・旅行中も充電や持ち運びが面倒・故障/紛失リスクがある
③現地SIMカード|現地でSIMカードを購入して利用する方法
・メリット :比較的安価なことが多い
・デメリット:現地語で購入が必要・SIMカード交換時に故障/紛失リスクがある
④eSIM(トリファ)|eSIMアプリを利用して海外のデータ通信を利用する方法
・メリット :アプリ1つで完結・世界195カ国対応・24時間の日本語チャットサポート
・デメリット:eSIM未対応スマホだと利用できない
eSIMは、これまでの通信手段と比較して「手続きのカンタンさ」「持ち運びの身軽さ」「コストパフォーマンス」の面で優れています。eSIM対応スマホを持つユーザーであれば「選ばない理由がない」革新的な海外スマホ通信手段と言えるのではないでしょうか。
本章では海外旅行の新定番であるeSIMのメリットについて、すでに触れた内容もあわせて一挙にご紹介していきます。
「eSIM」は、Wi-Fiルーターに比べて低コストで利用できます。また滞在に必要な期間のみのプランを購入すれば、より費用を抑えて回線を利用することも可能です。さらに海外旅行のスケジュールが変わった場合には、端末からすぐに追加購入の手続きができるなど、柔軟性が高いのもポイントです。
「eSIM」は、インターネットを利用して端末から開通手続きができます。また開通手続きを行うと即日で利用可能になるeSIMは多く、海外旅行の直前でもネット環境の準備が間に合います。
開通手続きが簡単にできる「eSIM」。空港などWiFi環境がある場所であれば、海外からでもセットアップが可能です。忙しくて日本でSIMカードの受け取りができない方はもちろん、海外渡航が急に決まった方も、eSIMを利用すれば端末ひとつでどこでもインターネット接続ができます。
「eSIM」は、端末にインストールするだけで利用できるので、レンタルWi-Fiルーターや一部の海外向けSIMカードのような返却の手間がありません。また、端末だけでネット回線が整うため、ルーターやルーター用のモバイルバッテリーなどを持ち運ぶ必要がないのも魅力。荷物をより軽くして海外旅行を楽しめます。
「eSIM」は、SIMカードの入れ替え作業がいらないシステムです。小さなSIMカードやSIMピンも不要なので、紛失や損傷などのリスクがありません。
従来のSIMカードでは、新しい国や地域に移動した場合、対応するSIMカードにわざわざ入れ替える必要がありました。しかし「eSIM」の場合、デバイス内に電子的なSIMがプログラムされているため、端末上の操作で国や地域を選択すればすぐにネットが使えます。
ドイツではテロ対策のため2017年1月以降、電気通信法により「プリペイド式SIMカード」購入時の本人確認と住所登録が義務化されました。このような国ごとのSIMカード購入規制に影響を受けなくて済むのも「eSIM」のメリットと言えるでしょう。
海外旅行者にとってのメリットがたくさんあるeSIMですが、実は2つ重要なデメリットもあるんです。この章で解説しますので、eSIM利用を検討している方はぜひチェックしておきましょう!
ほとんどのeSIMは、現地の電話番号を提供していません。そのため、現地の電話番号を取得・利用しての通話やSNS(ショートメッセージ)の送受信が必ず必要という方は、日本で契約しているキャリアの海外通話サービスや、現地で電話番号付きのSIMカードを購入して利用することをオススメします。
一方で、LINE(ライン)やInstagram(インスタグラム)の通話機能は、海外eSIMでも問題なく使えるので「電話はLINEでするから大丈夫」という方は、安心してeSIMを利用できます。
eSIMは国内外で急速に普及が進んでいますが、中には「eSIM未対応」のスマホもあるので、ご自身のスマホがeSIM対応かどうかの事前チェックを忘れないようにしましょう。
▼eSIM対応のiPhone端末
・iPhoneXS, iPhoneXS Max, iPhoneXR
・iPhone11, iPhone11 Pro, iPhone11 Pro Max
・iPhone12 mini, iPhone12, iPhone12 Pro, iPhone12 Pro Max
・iPhone13 mini, iPhone13, iPhone13 Pro, iPhone13 Pro Max
・iPhone14, iPhone14 Pro, iPhone14 Pro Max, iPhone14 Plus
・iPhone15, iPhone15 Pro, iPhone15 Pro Max, iPhone15 Plus
▼eSIM対応のAndroid端末
・Google Pixel 4/4a/4 XL 以降
・Xperia 10 III Lite 以降
・HUAWEI P40 Pro 以降
・Redmi Note 10T 以降
*2024年2月1日時点の情報
eSIM対応端末かどうかを確認する方法
標準電話アプリに「*#06#」と入力して、「デバイス番号」という表示と「EID番号」「バーコード」が表示されればeSIM対象端末です。
「eSIM」は、手元の端末を操作するだけで簡単に導入できます。
①利用する国や地域でサービスを提供しているeSIM提供事業者を選ぶ
②滞在国や期間に応じてプランを選び、eSIMデータを取得する
③取得したeSIMを有効化すれば利用手続き完了!
有効化までの手順を渡航前に済ませておくとスムーズですが、安定したネット環境があれば渡航先の海外でも利用手続きができます。
また、切り替えのタイミングですが、渡航直前にモバイルデータ通信のSIMとして設定しておくと、到着後すぐに現地の電波をキャッチして回線を利用できます。
トリファ(trifa)は、日本発のeSIMアプリで、アプリダウンロード数も国内No.1。
その1番の魅力は「アプリの使いやすさ」と「安心感」。スマホにアプリを入れた後は、日本語の案内に沿って進むだけ。海外ネット通信の設定を最短3分でカンタンに完了できます。
何かわからないことがあった時には日本語のチャットサポートを24時間いつでもすぐに受けられるから、eSIMが初めての方やスマホの操作に慣れない方でも安心してご利用いただけます。
さらに、料金は「完全前払い」なので、利用前に支払った以上の料金がかかることはありません。だから、「海外データを使いすぎちゃって、後から高額請求が届いたりしないかな...?」というような不安を感じずに、楽しく快適に海外旅行を楽しむことができます!
最後までこの記事をお読みいただき、ありがとうございました。この記事を通じて、読者の皆様のeSIMに関する疑問に答えられていたら嬉しいです。
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ライター
トリファ編集部
海外旅行の際に知っておくと良い情報や、通信に関する疑問点を解消できる情報を提供させていただきます。皆様の海外渡航がより良いもになるための手助けとなれればと思います。